1、キャリアアップにおける「選択の軸」を明らかにする
人生は常に選択の連続です。大きなことから些細なことまで。
意識的だろうが無意識だろうが選択をして行動しています。
「あなたは普段何を軸に選択をしていますか?」
と聞かれると、どんな答えが浮かびますか?「安全かどうか」「楽かどうか」「損得」「効果性」「コスパ」「そもそも選択せずに流れに身を任せるタイプかも」なんて、色々廻りますよね。
では、「キャリアアップ」をテーマにした時、何を軸に考えますか?もし、考えたことがなければこれを機会に考えてみませんか。
そもそも、今あなたは何故「キャリアアップ」を考えているのですか?つまり、キャリアアップする目的は何か、ということです。
少し私の話をすると…自分がこの社会においてどのくらい通用する人間なのか無性に知りたくなった時期がありました。当時30歳の私はそれを上司に相談しました。「だったら、外を見てきなさい。」と業界の人達が集まるワークショップの参加を薦められました。「私は社会で通用する人間なのか?」を確かめる為に参加したワークショップでしたが、終わる頃にはそんな問いはどうでもよくなったのです。「通用するかどうか」を知ることが大事なのではなく、「自分を社会でどう活躍させたいのか、活用したいのか」という見方の変化が起きたのです。何かの枠に自分当てはめるのではなく、自分の大きさを最大限活用すること、また、更に大きくなることを想定して一番活かしたい道を選択すること、つまり自分を主体にして考えることがとても大事なんだということに気づいたのです。
ステップ1
主体的だけど、ある意味客観的に自分という存在を「タレント」と見立て、もし自分がこのタレントのプロデューサーだとしたら、このタレントを更に社会に役に立つ存在に変化させるには「どこをどう変化」させるといいのだろう、と考えてみる。スキル、知識、意識の3つの観点から考えてみましょう。
注意点としては、
① 欠点や弱点を洗い出して埋めていく材料集めではないということ
② 既にあるこのタレントの魅力を知ること(欠点と思っていることも、それが魅力だとしたらという視点で集める)
③ できる、できない、の評価判断を手放して、人生で成し遂げたいことを掲げたところから考えること
これらを考える時に、自分一人でという方法を取りがちですが、信頼できる人と話しながら見つけたり、パーソナルコーチを雇ったりすることで、新たな自分が発見できるはずですので、試してみませんか。
次回はステップ2について書く予定です。