１、キャリアとは（選択）
「『仕事人生』の連なり」です。
あなたの何かしらの理由で選択しスタートした「仕事」に、偶然や運命的な出会いが重なり、また次の選択をする。そして新たな世界の発見と共に、また選択をし、それを繰り返すことで『仕事人生』は連なっていきます。ここでいう選択というのは、「転職」を意味するものではありません。できる業務が増えたり、新しい知識を得ること、自己啓発も含まれます。つまり、時間の経過と共に成長し変化していくプロセスのことです。「私は選択をしていない。」「この選択しかなかった。仕方なくこの仕事を選んだ。」という方がいらっしゃるかも知れませんが、果たして本当にそうでしょうか。自分のほとんどの時間を費やすことになる『仕事人生』です。何かに委ねるのではなく、何かのせいにするのではなく、今日を自分自身で『仕事人生』をメイキングしていくスタートの日にしませんか。

２、年齢の壁（自分に焦点を当てる／自己認識）
「こんな年齢では採用されないのでは・・・」「今更資格を取ったとしても・・・」「長いブランクもあるし・・・」ということを一度でも思ったことはありますか？TVなどで取り上げられているキャリアウーマンを見ていると、元気が湧いてくる時もあれば、比較してしまって「所詮私は・・・」と、逆に自信がなくなる時は誰にでもあります。でも、そういう時、「年齢」ということを理由にしていますが、実はそもそも「自分」に自信が持てていない場合が多いのです。スキルや資格、学歴や経歴等、自分自身が身に付けたモノだけで勝負をしようとすると負けるのが怖くなります。「求められている条件に見合わなかったらどうしよう・・・。」そんな心の声も出てきますよね。あなたはスキルや知識、学歴や経歴でできているのでしょうか。「年齢」に焦点を当てるのではなく、「自分自身」に焦点を当てて、自分自身のことを自分自身がもっと知ることこそが、キャリアを「メイキング」していく大きな第一歩になると思いませんか。

３、キャリアアップとは（価値観）
「キャリアアップ」と聞くと「昇進昇格」のような高いポジションを得て責任と報酬が増加すること、のようなイメージでしょうか。異なる会社や業界で、新たなチャレンジや機会を求める「転職」のイメージでしょうか。もし、そのようなイメージをお持ちなら、少し見方を広げてみましょう。キャリアアップは、個人の目標や価値観によって一人ひとり異なります。自分のキャリア（仕事人生）における優先事項は何なのか、自分自身をこの社会でどう使いたいと思っているのか、目標は何なのかを明確にすることで、初めて自分の「キャリアアップ」が定義されます。一般的な「キャリアアップ」の定義や勝手なイメージに照らし合わせて自分の可能性を閉じたりするのは、大事な人生が勿体ないです。


次回は「選択」についてお話しします。